減感作療法で、花粉症などのアレルギー体質を改善していく、ヒスタグロビン注射

2024年1月19日

わたしたちの体内ではアレルギー物質・抗原(花粉など)が侵入すると、それに反応してIgE抗体が作られます。

再び体内に抗原(花粉)が入ると、IgE抗体がすばやく抗原(花粉)と結びつき抗原の活動を抑え込みます。その際、ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。

このヒスタミンなどの化学物質が、くしゃみ・鼻づまり・鼻水・目のかゆみの原因となるのです。汗汗汗

体内でアレルギー反応が起き、ヒスタミンが放出されてもヒスタミンの発現を抑えてくれるので、アレルギー症状を弱めるのが、ヒスタグロビン注射です。 (効果には個人差があります)

ヒスタグロビン注射の効果発現はゆっくりで、注射後3~4週間かかります。

シーズン前に始めるとだからより効果的です。でももちろん始まってからでも大丈夫ですよ。

ヒスタグロビンは、花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの“即時型アレルギー”と呼ばれるものすべてに効果があります。

ヒスタグロビンは体内に入ったアレルゲンの周囲に防御壁のようなものを作り、アレルギー症状を起こす物質を放出できなくするからです。

アトピー性皮膚炎にはステロイドの外用薬や飲み薬を処方するのが定石です。

でも、ステロイドには炎症を抑える効果しかありません

すべての“即時型アレルギー”に効果があるのでアトピー性皮膚炎はヒスタグロビン注射で治りやすくなります。

ただし、全ての方に同じ効果があるわけではありません。(効果には個人差があります)

でも症状のひどい方も1クール6回ですが、3~4クール続けるうちに改善されてる方も多いです。
また、ヒスタグロビンは生物由来製品であり、ステロイドとは違い、副作用がほとんどない薬です。だから、回数が増えても大丈夫です

実は昭和42年から行われていて、50年以上の間ほとんど、副作用がないのが素晴らしい点です。
激しい喘息、発作があるとき、妊娠中、または妊娠の可能性があるとき、著しく衰弱している方などはこの薬剤は使用できません。

ヒスタグロビン注射は、1回2200円です。

数秒の皮下注射で終わります。

特に注射後の規制もありません。

花粉症の方も、アトピー性皮膚炎の方も、慢性蕁麻疹の方も、ぜひ一度ヒスタグロビン注射をお試しくださいね。