インダストリアルピアスはあけたい場所にあけれないことも

2025年6月26日

ピアスをあける時は通常、長さがぴったりになるように計測して、ちょうどいい場所にあけていきます。

もちろん患者さんの希望の場所を考慮しながら。

でもそれが難しいのがインダストリアルピアス。

なぜかというと耳の形は千差万別。

患者さんの希望の位置にあけようとすると、インダストリアルピアスの棒の部分が当たってしまい、耳が切れやすいということも少なくありません。

この方も、インダストリアルをあけたら、青の部分が突出してるのでピアスの棒に当たり、結局赤の部分のように穴が切れてしまいました。

こちら側にはもうインダストリアルはあけなくて良いということで、ヘリックスにあけました。

そのかわり、反対側の耳にインダストリアルピアスを。

今度は当たらない部位を選ばせていただきました。

突出している部分を避けてあけたので、今回は大丈夫そうです。

ピアスはあけ慣れている医療機関でないと、多くの症例を見ていないので言われるがままの部位にあけてしまうところも少なくありません。

そうすると、結局穴が閉じたり、耳が切れてしまうという悲しいことがおこるのです。

穴あけは難しい処置ではありませんが部位選びや、その部にあけるとどういうトラブルが起きやすいか説明してくれるところであけるのがおすすめです。