コロナの後遺症でハゲ(毛が抜けて)てしまった方、毛が薄くなった方の治療

2023年2月5日

コロナ感染後の脱毛が止まらないという、コロナの後遺症による抜け毛が、多くの方の間で話題になってます。

確かに、コロナの遷延症状の一つに脱毛が報告されてます。

症状が回復したあとも抜け毛に悩まされる方は多いようです。

またワクチンの接種回数が増加によるワクチン抜け毛 も言われるようになってきました。

どちらも、男女ともに年齢関係なく起こります。

コロナ抜け毛の実態については厚生労働省も調査を進めていますが、はっきりとした原因は明らかにされていません

一方、海外の研究ではAGAや円形脱毛症、休止期脱毛症などさまざまな脱毛症との関連性が実証されています。

でも、脱毛症の原因で、ストレス・風邪・睡眠不足・出産・怪我・過度な疲労というのがよく言われるものです。

風邪も入ってるのですから、コロナでなっても確かにおかしくはない。

結局、コロナに限らず、病気や、怪我になると食欲が落ちたり運動不足になったりします。

髪は日々の食事から取り入れた栄養を元に成長するので、食事量が減ると髪に十分な栄養が行き渡りません。

療養中は運動量も減り、血流も滞りやすいです。

また、ストレスでも末端の血流が悪くなることは知られています。汗汗汗

血行不良は髪の成長に悪影響を及ぼすため、結果として抜け毛が増加するものと考えられます。

コロナの後、頭頂部の毛がほとんどなくなったというようなかなり症状のひどい方もいます。

通常の円形脱毛症でもそうですが、悪化していく場合はストレスは発症のきっかけに過ぎないと考えられています。

そのまま自己免疫反応というものが起こってしまうと悪化しやすくなります。

コロナ抜け毛を確実に抑える方法は確立していませんが、従来の脱毛症治療がコロナ抜け毛に有効です。

まずは、

セファランチン

アレルギー反応を抑制する作用や、血流を促進する作用な

と、

グリチルリチン、メチオニン、グリシン複合薬

炎症やアレルギーを抑える作用

の内服

この、グリチルリチン、メチオニン、グリシン複合薬は、ネットなどでも注射で改善したといわれてるものです。

そう、できたら週に1回以上、グリチルリチン、メチオニン、グリシン複合薬の注射2単位(4000円(税抜き))も併用をお勧めしています。予防接種

後、塗り薬として、

副腎皮質ステロイドとローション

炎症や免疫機能を抑える効果

と、

塩化カルプロニウム外用(フロジン液)

血流を改善します。

多くの育毛剤にも入ってる有効成分です。

をつけてもらいます。(数滴つけて良く指の腹でマッサージして広げます)

ただ、毛は毛根に栄養がいきわたり、また生えてくるようになるのに6か月ほどかかることもあります。(すぐに、効果が出ても3か月)

毛が抜けてしまうのはあっという間ですが、取り戻すには時間がかかるのです。
また、ひどい方の場合は、この治療を行っても、効果が現れないことがあります。

その場合は、最も効果のあるのは、幹細胞上清液(幹細胞培養液)を、ダイレクトに注射で頭皮に入れていく治療です。

怖い感じがしますが、塗る麻酔をつけて、細かい針のついた、須高注射という危機で行うのでそれほど痛みはありませんし、頭皮全体に液を入れていけます。

確実に治したいという方は抜け始めてすぐにこの治療を行うと、とても毛の戻りは早いです。

抜け毛が始まって期間があまりあかないほうが改善しやすいです。

頭皮に血流が悪い状態が続くと本当に毛根までダメになってしまうと、その部分は何をしても生えない毛根になってしまうからです。

気になり始めた時点で、ぜひご相談くださいね。