ニキビは、ニキビ跡の赤みもいっしょに治さないときれいになった感じがしにくいですね

赤は目立つ色なのでニキビはひとつできても気になります。

でも、ニキビといってくる方の多くは実は赤い部分は、半分以上がニキビでなくニキビ跡にしてることが多いのです。

ニキビの場合は、ニキビの外用薬で、菌をできるだけ早くやっつけて、少しでも早くひどくしないで治すようにします。

また、医療用の、サリチル酸マクロゴールのピーリングなどを行って、新しいニキビができないように予防していきます。

予防をしていかないと、できてるニキビは塗り薬で治せても新しいニキビが次から次にできてしまうからです。あせるあせる

サリチル酸マクロゴールピーリングは、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を促す治療法です。

古い角質が除去されるので、ニキビ痕の赤みや色素沈着の予防にも効果が期待できます。
また、古い角質の蓄積はニキビだけでなく、くすみやごわつきの原因にもなるため、ケミカルピーリングは、さまざまな肌トラブルを改善する治療法としても知られています。

ただ、ニキビはいつかは治りますが、長く残ってしまうのがニキビ跡です。

ニキビが治ったと思いきや、今度はニキビ痕が残ってしまってがっかり。

とか、

ニキビと思ってニキビの薬だけもらったけれど赤みがひかないと思い、ほかのクリニックに行ったらニキビ跡だったということはとても多いです。

ニキビ跡の赤みは、ニキビの炎症が毛穴の中でおこってるときに触ってしまったり刺激をしてしまうと炎症が周りに波及してしまいます。

そうすると、皮膚の炎症を早く治そうとして血管が膨張して赤みになるのです汗汗

赤く目立つことから気にする人も多いですが、基本的には自然に消えていきます。

ただし、個人差はありますが、ニキビの治癒から1ヶ月ほどで赤みが落ち着き始め、早ければ2~3ヶ月、長いと年単位かかることもあるのです。

また赤みが自然にひいてきても肌の色に戻るわけではありません。

赤い色は強い色なので茶色い色がマスキングされてわかりにくくなります。

メラニン色素を作る細胞は刺激によりメラニンを作ります。

ニキビ跡の赤みがある場合は、かなり刺激をされてるのでメラニンを作ってることがほとんどです。

なので赤みが引いてきても茶色味が残ります

ニキビ跡の色素沈着(シミ)は塗り薬だけでとれるものも時々ありますが、やはり、シミ取りのレーザー治療を加えないと取れにくいことが多いです。

また、メラニン色素は出来たら早めにとるほうが取れがいいです。

長く放置すればするほど治療回数はかかるようになってしまいます。

この方もニキビよりも、ニキビ跡の赤みの方がしっかり残ってます。

なのでニキビ治療のサリチル酸マクロゴールピーリングに合わせて、赤みに関してはジェネシスレーザーの接触照射を行いました。

サリチル酸マクロゴールピーリング5回、赤み用のジェネシスレーザー5回行いました。

ニキビはかなり改善されて、赤みは一度なくなりました。

すっきりしてますよね。

ただ、下にあるニキビ跡の色素沈着のために、自宅でハイドロキノンを主成分としたブリーチクリームと、レチノイン酸(トレチノイン)の外用を行っています。

なので色素沈着も薄くなっていますがぼんやり赤みが出ています。

もう少し外用で様子を見て色が残るところにはシミ用のYAGレーザーを照射することになってます。

六本木スキンクリニックではどの程度まで治したいかも患者さんと話して患者さんの到達点に合わせて、患者さんの意思を尊重して治療を行っています。

どんな些細なことでもおっしゃっていただけるとありがたいです。

ニキビの治療をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。

ニキビ治療