涙袋は、下まぶたのふくらみです。
眼輪筋という目の周りの筋肉が発達して、笑ったときにふくらみが強調されて、できるものです。
涙袋があると、目が大きく見え、さらに愛らしく優しい印象になるのです。
涙袋がないと少し冷たい印象に見えます。
だから、涙袋メイクと言って、テープを張ったり、アイシャドウで膨らんでるように見せてる方もいますが、それが面倒な方は、クリニックでヒアルロン酸を注入して、涙袋を作ります。
本来はヒアルロン酸は分解されてなくなっていくのですが、残ってしまうものもあります。
定期的にヒアルロン酸を注入していると、分解されなかったヒアルロン酸が、少しづつ下に落ちてきてます。
ヒアルロン酸は、移動してしまうのです。
その場合、目元のクマのようになり、老けて見えてしまうので、注入したヒアルロン酸の除去を希望する方も多いです。
しかし、せっかく他院でお金をかけて注入したヒアルロン酸を全部なくしてしまうのは嫌だという患者さんが多いです。
この患者さんも、涙袋がクマのように見えてしまうので、落ちてきた部分のみ分解したいとのことでした。
ヒアルロン酸の分解酵素(ヒアルロニダーゼ)で、余分なヒアルロン酸を分解します。
患者さんに、涙袋の上に希望のラインを書いていただきその余った部分だけが残るように、少しづつ注入していきます。
注入後しばらくしてから、少しづつヒアルロン酸がなくなっていくのを実感できます。
そして翌日にはほぼ完成します。
ちょうどいいサイズになっていますね。
他にも、顎にヒアルロン酸を入れすぎて顔が長くなったように感じる場合や、中心がずれてしまったなどのご要望に対して、ヒアルロン酸を全て分解するわけではなく、少しだけ分解することもできます。
また、鼻のヒアルロン酸が横に少しづつ広がり、アバターのようになってしまった場合も、高さは残して横のヒアルロン酸のみを分解していくこともできます。
これはよく皆さんが心配されることなのですが、肌がもともと保持しているヒアルロン酸が分解されることはありません。
入れすぎたり、長年入れてるヒアルロン酸が落ちてきたりして、その部分だけ分解したという方は是非ご相談くださいね。
この治療をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。