マイクロボトックスとは、通常のボトックス注射とは異なり、ごく少量のボトックスを皮膚の浅い層(真皮〜浅い表皮近く)に広範囲に細かく注射する方法です。
効果としては、
〇皮脂腺の働きを抑え、毛穴が目立ちにくくなり、 顔のテカリやニキビ予防にも最適
〇皮膚表面の筋肉への微細作用で、肌が引き締まり、小じわの改善 目元・口周り・額などの浅いちりめんじわが滑らかになる
などです。
なので、
・毛穴やテカリ、肌のごわつきが気になる方
・表情じわではなく、肌の「質感」や「引き締まり感」を整えたい方
・自然な「若返り」や「ナチュラルなアンチエイジング」を求める方
このような方々に向いているのですが、ボトックス注射を浅い層でなく深い層である筋肉に入れてしまうと、お顔全部が動かなくなってしまうという大変なことがおこるのです。
なぜこのようなことがおこるのかというと、皮膚の浅い層(表皮~真皮)の下に脂肪があり筋肉があるのですが、この脂肪の厚みは個人差が大きいからです。
脂肪がほとんどない人や、脂肪の少ない場所に、同じように注射針を入れてしまうと、ボトックスが筋肉にまでいってしまいます。
これは手打ちの注射でも、水光注射といったメソガンという機械で、入れていくタイプでも一緒です。
入れる部位や脂肪の量などにより深さを変えて、筋肉にジワ~ンと拡散する状態にしなくてはならないのです。
痩せている人や顔に皮下脂肪が少ない男性などでは、筋肉にダイレクトにボトックスが入ってしまうので、顔全体にマイクロボトックスを注射すると、お顔全部が動かなくなるという悲しいことがおこります。
そしてもっと悲しいことは、マイクロボトックスを深いところに注入されて、患者さんの顔が動かなくなっても、「時間が経てば戻るのでそのまま様子を見てください」というクリニックが多いことです。
お顔が全く動かずに数ヶ月なんて大変です。
ということで、六本木スキンクリニックでは、他院でトラブルになった方でも診させていただいてるので、ボトックスで顔が動かなくなってしまったという方が多くいらっしゃいます。
特に、ここ1~2年はかなり増えていると思います。
六本木スキンクリニックでは、ボトックス修正を行っています。
ボトックスで悲しいことになってしまい、数ヶ月我慢しなくてはと落ち込んでいる方がこのブログを見ていただけると嬉しいです。
ボトックス修正についてはこちらをご参照ください。
https://ameblo.jp/roppongiskin/entry-12883712551.html?frm=theme