美容皮膚科の視点から、男性と女性それぞれに合った日焼け止めの選び方

2024年8月12日

SPFは、紫外線B波(UVB)から肌を守る効果を示す指標です。SPF値が高いほど、UVBに対する防御力が強いことを意味します。

しかし、高ければ良いというわけではないんです。

高いSPF値のメリットとデメリット

アップメリットアップ

長時間の保護: SPF値が高いと、長時間紫外線から肌を守ることができます。

屋外活動に適している: アウトドアスポーツや海水浴など、長時間日差しを浴びる場面で有効です。

ダウンデメリットダウン

肌への負担: 高いSPF値の日焼け止めは、化学成分が多く含まれていることがあり、肌に負担をかけることがあります。

使用感: 粘度が高く、肌に重く感じることがあります。これが嫌で使い続けられない場合もあります。

男性向け日焼け止めの選び方

男性は、普段からスキンケアに慣れていない方も多いので、使いやすさが重要。

  1. 使用感の良さ:
    • ベタつかない、軽い使用感のものを選びましょう。ジェルタイプやスプレータイプがおすすめです。
  2. SPF30〜50:
    • 通常の外出や軽い運動であれば、SPF30〜50で十分です。これ以上のSPF値は、肌への負担が増えるため、必要な場合のみ使用しましょう。
  3. ウォータープルーフ:
    • 汗をかきやすい男性にはウォータープルーフのものが便利です。

女性向け日焼け止めの選び方

女性は、メイクとの相性や肌への優しさも重要です。

  1. SPFとPAのバランス:
    • SPFとともに、紫外線A波(UVA)を防ぐPA(Protection Grade of UVA)の表示も確認しましょう。PA+++以上がおすすめです。
  2. 肌タイプに合わせる:
    • 敏感肌の方は、ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止めを選びましょう。
    • 乾燥肌の方は、保湿成分が含まれたものが良いです。
  3. 化粧下地として使えるもの:
    • メイクのベースとしても使える日焼け止めを選ぶと便利です。これにより、メイク崩れを防ぎながらUV対策ができます。

最後に大切なのは、

曇っていてもUVAはしっかり届いているので、日焼け止めをつける

日傘をさしていても特にアスファルトは反射するので下からも紫外線浴びてしまうため、やはり、日焼け止めをつけてくださいね。