老化のイボ(背中)

2018年10月18日

この患者さんは、背中のシミが気になるとのことで来院されました。

たまたま鏡で背中を見て、シミがいっぱいあるのに驚かれてきたとのことです。

でも診察をしてみると、シミではなく大部分が軽く盛り上がっている老化のイボでした。

老化のイボはシミの盛り上がったバージョンです。でも盛り上がっているのでシミとは治療法が異なります。

炭酸ガス(CO2)レーザーで、蒸散と言って、丁寧に皮膚の高さまで削っていくような治療法です。

背中の場合だと、施術後、2~3週間はかさぶたができます。

かさぶたが取れてからは、イボができ始めてから期間がたってるものや、色の濃いものほど炭酸ガスレーザーでとった後に老化のシミが残ります。気にならなければそのままでもいいのですがシミの色が気になる場合はYAGレーザーで色もとっていくことになります

この患者さんの場合は、炭酸ガスレーザーの施術後、ハイドロキノンをベースにしたブリーチクリームをぬっていて、シミの色が濃く残った部位のみYAGレーザーを照射しました。

下の写真は炭酸ガスレーザーの施術後3か月後の状態です。

背中のイボがなくなるだけでかなりすっきりしますね。

老化のイボは大きくなってきたり色が濃くなる前のほうが、簡単にきれいに短期間でなおりますので、小さくて気にならなくても早めの治療がおすすめです。

背中や、あと、下の写真のように胸の下着の当たる部分は自分だと上からだとわかりにくいのでときどきチェックしてみるといいですね!