「においが分かりにくいだけなら、そんなに困らないのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも実は、嗅覚は私たちの生活にとても大きく関わっている感覚なんです。
味の正体は、7〜8割は“嗅覚”
一般的に、
◎甘味・塩味・酸味・苦味・うま味 → 舌
◎料理の「おいしさ・コク・香ばしさ」 → 嗅覚
と言われています。
つまり、嗅覚が衰えてしまうと、食事が「全部同じ味」「なんだかつまらない」と感じてしまい、食欲低下 → 低栄養につながることもあります。
また逆に、濃い味・甘いもの・脂っこいものを欲するようになり、塩分・糖分過多になってしまうこともあるのです。
嗅覚は“原始的な警報装置”
嗅覚が低下すると、ガス漏れや食べ物の腐敗、焦げているにおいなどに気づきにくくなってしまいます。
一人暮らしの方やご高齢の方にとっては、生命に直結するリスクになりますよね。
嗅覚が低下すると、ほかにも
・喜びやときめきが減る
・季節感を感じにくい
・思い出が呼び起こされにくい
・抑うつや意欲低下
といった影響が出ることもあります。
加齢でも嗅覚は衰えていきますが、実は慢性炎症でも衰えやすくなります。
花粉症は慢性的な炎症状態です。
だからこそ、我慢せずにお薬を飲んだり、点鼻薬を使うことをおすすめしています。
当院では、強いタイプと弱いタイプの点鼻薬を2種類お出しし、症状に合わせて使い分けていただいています。
気になる方は、いつでもお気軽にスタッフまでお声がけくださいね。
また、加齢による嗅覚障害も予防したい方には、ニールメッド スメルリストア という嗅覚トレーニングキットもあります。
当院でも取り扱っていますし、ネットでも購入できますので、ぜひ試してみてくださいね。
今、自分にある体の機能の中で、大切なものは本当にたくさんあります。
それを失って初めて気づくことが多いけれど、老化や炎症によって、確実に私たちの大切な機能は少しずつ失われていきます。
このブログを読んで「そうなんだ」と気づいたら、失ってしまう前に予防してほしいと思っています。
そういう気づきがきっかけで、
予防できてよかった、と言ってくださる方がひとりでもいたら——
そんな思いで書いています。

