花粉症には注射がおすすめ

2025年2月10日

花粉症治療として注射をするものは大きく3種類あります。

〇花粉症を根本的に治すアレルゲン免疫療法(特異的減感作療法と、非特異的減感作療法)

〇今出ている辛い症状を抑えるステロイド注射

〇ステロイド注射ほど効果はありませんが、アレルギー症状など改善してくれる強ミノファーゲン+タチオンの注射

同じ花粉症を治療すると言ってもこの3つの注射はまったく異なるものです。

アレルゲン免疫療法の、特異的減感作療法は花粉症の原因である花粉の抗原(アレルギーを引き起こす物質)の抽出液で作った薬を、皮下注射で少しずつ体に入れ、花粉に対する反応を弱めていくという治療法です。

スギ花粉症の人にはスギ花粉の抽出液から作った薬を使うため、ブタクサやダニなど別のアレルギーへの治療薬にはなりません。また、数年かけて治していくので今すぐ症状を改善したいという方には少し不向きです。

後、こちらに関しては舌下免疫療法で注射でないタイプもあるのですが、1回目だけは、お薬が異なります。こちらが今製造中止してるとのことで初めての方が受けることができないんです。

理由は何度、製薬会社に聞いても薬の卸の会社さんに聞いてもわからないの一点張りなので・・・待ってればまた再開されるかどうかもわからないのです。もう1年以上このやりとりをしてるのですが・・・。

アレルゲン免疫療法の、非特異的減感作療法はヒスタグロビン注射と言って、バイオ医薬品の1つで、ヒトの血液を原材料としています。

アレルギー性鼻炎すべてだけでなくアレルギー全般の治療薬となっています。こちらは、早ければ、5~6回の注射後から効果が発揮できるので、(週に1、2回できるので2~3週で早いと効果出ます)注射スギ花粉の減感作療法より効果は早く感じられることがあります。

体質から改善して花粉症を根本的に治せる可能性があります。しかし、効果が人工的なものと異なり、効果に個人差が大きいという難点もあります。

ただ、治療効果が認められるまでにどちらにしろ多少時間がかかるため、ほかの薬と併用して使用されることが多いです。

次にステロイド注射は、症状を改善する効果が非常に高いです。

今おこってるアレルギーの様々な炎症を一気に止めます。

皮下筋注1回すると少しづつ、一気に炎症を抑え、その後少しづつお薬が体からなくなっていきます。

人によって花粉症の1シーズン、1回の注射でもちます。少し症状が強い方や、花粉の飛散が多い年は2回やっていく方もいらっしゃいます。

なのですでに症状が出ていて、とりあえず炎症が強くて少し早くひかせたい方にはこのステロイド注射はいいと思います。

強ミノファーゲン+タチオンの注射は、アレルギー疾患(アトピー・喘息など)・蕁麻疹・花粉症に効果的です。アレルギーを改善してくれますが、炎症を抑える効果は少ないので強い炎症を止めるのなら、やはりステロイド注射になってしまいます。

でも、強ミノファーゲン+タチオンの注射は副作用もなくプラスアルファで、肝機能障害、肌あれ、乾燥肌、くすみ、シミ、小ジワの改善、疲労回復、美白、肌のツヤ、原因不明の慢性的な体のだるさ、朝すっきりと目覚められない、昼間に急に眠気が襲ってくる、飲酒後の二日酔いどの改善をしたい方にもとても効果があるので、他のお注射と併用するのはかなりお勧めです。

また自分がどうしたほうがいいかわからない場合は相談にものりますので是非、いらしてくださいね。

そのほかにも六本木スキンクリニックでは、強ミノ+タチオン注射にプラセンタなど加えて、免疫をアップさせてさらに花粉の症状を出にくくさせた花粉症点滴も行っていますよ。