ホクロは炭酸ガスレーザーで治療します。
炭酸ガスレーザーは、ホクロ細胞(母斑細胞)とメラニン色素を蒸散して(削ってるような感じです)、ほくろをとる治療です。
一度でとりきれることもありますが、皮膚の深いところにメラニン色素がある場合はそれまでとろうとすると皮膚が凹んで治ってしまう可能性が出てしまいます。
ですからそういう時には無理をしないで、確実に盛り上がるところまでとっていき、もし下に色素が残った場合は後日皮膚ができてからシミ取りのレーザーでメラニン色素を壊して除去します。
ホクロも青黒いホクロはかなり深いタイプです。
深い部分にたくさんメラニン色素を産生しているホクロ細胞が存在しているほくろだと、一度炭酸ガスレーザーの施術を行っても、まだかなり黒い色が残ってしまう場合があります。
またふくらみの大きいタイプだと、ホクロ細胞も下のほうにかなり残っていてまた膨らんでくることがあります。
こういう場合も、もう一度炭酸ガスレーザの治療を行います。
2回もかけてと思うかもしれませんが、凹んで治ってしまうということがおこらないのが最大のメリットです。
この患者さんの場合、ふくらみがかなり大きいので、やはり盛り上がる可能性は説明しました。
また、ホクロのある場所がとても跡に残りやすい場所なのです。
口周りは、とった後の方が重要なくらいなのです。
レーザーの後でも、ニキビの後でも普通の傷でも、傷が治るときにその部分にずっと刺激が加わっていると、軽い炎症が続いてしまい、傷が盛り上がりやすくなってしまいまうのです。
ほくろのところは、骨も近いですが、やはり鼻息の刺激を受けやすい場所でもあるからです。
盛り上がってしまった場合は、盛り上がりを抑える薬のついたテープを貼ることや、注射をその部にすることで、盛り上がりは治ります。
ただ、この方は、小花の老化のイボもいっしょに炭酸ガスレーザーでとったのですが、この部位は、傷が盛り上がったりはしにくいんです。ちょっとしか離れてないんですけれどね。
2か月後です。盛り上がりもなさそうです。
5㎜以上のほくろの場合は、少しその部の皮溝がきちんとできずにつるっとした感じになり肌の質感が変わります。
特に男性の場合はしばらく髭が生えづらくなったり、少しまばらになることもあります。またもともと、この方のように大きいほくろで毛穴から毛が出てなかった方もいます。
でも、元のほくろのあった状態に比べるとすっきりとかなりします
六本木スキンクリニックでは、ホクロ(ほくろ)の状態(大きさ・深さ・いつ出来たものか・色など)と、お一人お一人の ご希望に合わせてホクロ除去(ほくろ取り)を行います。
除去した跡がきれいになっていることを重視しています。悪いホクロかしっかり診断して治療します。大きさや色、部位などを考慮して治療します。
他医で凹んでしまうと言われた方も無料カウンセリングなども行っておりますので是非一度診察にいらしてくださいね。
ほくろのレーザー治療をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。