以前にも書いたのですが、ニキビ跡の治療に力を入れてるのはこんなことがあったから。
ニキビ痕の凹み(クレーター)になぜ興味を持ったのか?
きっと、若いときに自分がなったら辛いと思ったからだと思います。
ニキビ痕の凹み(クレーター)の人が電車に乗ってきたときに、近くにいた学生の人たちが話しているのが聞こえました。
「やだ何あの肌。気持ち悪い。穴から虫とか出てきそう。顔とか洗ってるのかなぁ」
と、それを聞いたときにもし私だったら、死にたくなってしまうかもしれないと思いました。
この声は、ニキビ痕の凹み(クレーター)の方にも聞こえたと思います。
若いときって、まだ大きな病気に縁がなく、周りでかわいそうだと思うのは、沢山ニキビができている人とか、ニキビ痕の凹み(クレーター)ができてしまった人でした。
私の時代は、アトピーの方もほとんどいないし、花粉症もほとんどいなかった時代でしたから。
医者になって、多くの患者さんを診ました。
そして、その人にとってに自分がつらいと思うものが病気なのだなと思うようになりました。
風邪をひいても
「なんともない」
という人もいますが辛くて死にそうな人にとっては病気です。
ニキビも、ニキビ痕のクレータも一緒です。
ニキビ痕の凹み(クレーター)は確かに、痛くもかゆくもないかもしれませんが、その人がつらいと思えばやはり、病気だと思ったのです。
まさに病は気からです。
でも治療法もないし、痛くもかゆくもなくて、ましてや死ぬこともなければほったらかしでした。
今六本木スキンクリニックでは、多くの方の協力のもとにできた凹み(クレーター)ピーリングがあります。
20年近く前、患者さんで、凹み(クレーター)の方がいました。凹み(クレーター)ピーリングをしていて凹み(クレーター)が盛り上がってきたときに言われました。
「実は中学生のころにいけないとわからないで、ニキビをつぶしてしまった。そして凹み(クレーター)ができてしまった。実は親にも言ってなかったけれどその時から遠足や修学旅行などすべて写真を撮るような行事は仮病を使って休んでいた。でも、この前初めて、写真旅行に行き写真を撮りました。先生ありがとう」
それを聞いたとたんに本当は、医師が感情移入しすぎて泣いたらいけないのでしょうが号泣してしまいました。
そして医師になってよかったと思いました。
そうなんです。凹み(クレーター)治療は、患者さんの喜びが大きいので、私までうれしくなり、また医師としての満足感みたいなものまで味わわせてもらえるんです。
こちらこそ、そんなに喜んでもらってありがとうです。人を喜ばせることが仕事でよかったと思わせてもらえることが嬉しいです。
上は、治療例です。
六本木スキンクリニックの、ニキビ跡の凹み(クレーター)の治療を詳しく見たい方はこちらをどうぞ
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1%単位で濃度設定しているニキビ跡の凹み(クレーター)のTCA | 女医・鈴木稚子オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)