レチノイン酸(トレチノイン)のA反応

2024年5月23日

レチノイン酸(トレチノイン)のA反応とは、使用した時に起こる赤みや皮むけなどのこと。

ターンオーバーの促進によって現れる一時的な副作用です。

肌に合わないから起こるのではなく、ビタミンAを肌に慣らすための準備反応です。

でも、実際に起こると心配になってしまうのです。

ビタミンA誘導体のレチノイン酸(トレチノイン)は、ターンオーバーの促進や、ニキビ、肌荒れ、小じわ改善、肌のハリアップなど肌への効果が期待できる素晴らしい成分です。
ただ、ビタミンAが不足した肌にビタミンAを補給すると、最初は吸収しきれずに刺激となってしまい、A反応が発生します。

レチノイン酸(トレチノイン)の使用時に起こった症状がA反応である場合は、肌がレチノールに慣れてくることで改善されます。

A反応が現れると肌にダメージを与えているのではないかと思うかもしれませんが、実は肌の生理反応なので悪いものではありません。

皮膚内にはレチノイド受容体と呼ばれる、ビタミンAを受け取る器の役割を持つ組織があります。

レチノイン酸(トレチノイン)を使用することで代謝が急激に促されますが、レチノイド受容体の許容量が少ない状態だと、吸収しきれなかったビタミンAが溢れてA反応が起こります。
レチノイン酸(トレチノイン)を使い続けるとレチノイド受容体の許容量は徐々に大きくなるため、肌がビタミンAに慣れてA反応は治まっていきます。

最初は不安かもしれませんが、A反応が現れるのは肌のターンオーバーが整う準備段階と捉えて問題ありません。

レチノイン酸(トレチノイン)A反応による症状

宝石紫赤みや炎症
宝石緑 乾燥や皮むけ
宝石赤 細かいブツブツやニキビ
宝石ブルーヒリヒリ感やかゆみ

A反応が治まる期間には個人差がありますが、一般的には数日~1週間。

たまに塗り方などにより長い方も。ただし、あまりにも症状が強い、またはいつまでも症状が改善しない場合は、A反応ではない可能性があるので診せていただきたいです。

A反応がしっかり出てしまったら汗汗

① 使用頻度や量を減らす
② 低濃度の製品から試す
③ 保湿を入念に行う
④ 肌への刺激を避ける

⑤吸収されにくいナノエッグに変える

などです。

私も使っていますが、日焼け後などに使い始めると結構ぽろぽろしますね。

でも美肌にはとてもいいですよ。

レチノイン酸(トレチノイン)は、

0.1% 5g 5000円

0.2% 5g 5000円

0.4% 5g 6400円(すべて税抜き)

最初のA反応を乗り越えるとお肌が、つやつや肌になりますよ。