帯状疱疹ワクチン シングリックスと、水痘ワクチン 違い

2023年2月18日

以前にある程度年がいった方や、帯状疱疹が心配な方には、予防のワクチンがお勧めのことをかきました。

 

では、今回はその2つのワクチンの違いです。

予防効果に関しては帯状疱疹ワクチン(シングリックス)が水痘ワクチン(ビケン)を上回ります。
水痘ワクチンの発症予防効果は約50%程度。

帯状疱疹後神経痛(PHN)になるのを3分の1に抑えると言われています。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の発症予防効果は50歳以上の人で約97%。

70歳以上の人でも90%。
帯状疱疹後神経痛(PHN)に関しても88%がならない
という高い予防効果。

予防効果の期間水痘ワクチン(ビケン)は5年程度。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)は9年以上持続するんです。

また、水痘ワクチン(ビケン)は生ワクチンといって弱毒化されてはいるものの病原性をわずかに残します。

免疫不全状態の方やステロイドなどの薬を内服中の方は接種できません。
新型コロナウイルスワクチンで副反応が注目されていますが、帯状疱疹ワクチンも一定の副反応が想定されてます。
どちらも注射を打った部分の腫れることがあります。
ただ一般的に帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の方が打った部分の痛みや腫れが強いようです。
副反応は3日から1週間以内にはおさまる一時的な症状です。

ちなみに新型コロナワクチンと帯状疱疹ワクチンを同日に併用して打つことはできません。 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。

またコストについて昨日も書きましたが、

帯状疱疹のワクチン(シングリックス)も、水痘のワクチン(ビケン)も、どちらも取り寄せなのでメールラブレターか電話予約電話になります。

帯状疱疹のワクチンは1回20000円(税抜き)で、2か月空けて2回します。

帯状疱疹のワクチン(シングリックス)  22,000円(税込)x2回

水痘ワクチン              7700円(税込)x1回

私のようになって後悔する前に予防接種してくださいね。