水痘(みずぼうそう)と、帯状疱疹は、同じウイルスなのです。
小さい時にかかった水痘(みずぼうそう)のウイルスはいなくならずに私たち身体のなかの神経にずっと潜んでます。
その神経の場所は人によってどこに潜んでるか違います。
そして、免疫がおちてきたときをねらって、今度は帯状疱疹という病気として発病してくるのです。
だから同じワクチンが、水痘(みずぼうそう)と、帯状疱疹の両方に効力を発揮するということになります。
帯状疱疹になりたくない、両親や周りの高齢者が帯状疱疹にならないか不安、というかた。
絶対に帯状疱疹ワクチン化、水痘ワクチンお勧めします。
何を隠そう、私は帯状疱疹になってしまいました。
絶対に忘れない。2000年の開業する直前です。
ほとんど不眠不休で開業の準備をしてへとへとに疲れ果てていて。
開業したタイミングで、右腿の裏が痛むな。
と思ったのですが放置。
今具合悪いとか病気を気にしてる場合じゃないと思ってしまったのがあさはかでした。
5日ぐらいして、痛み強くて、鏡で見てみると、、、おおおおお。
やばい。ヤダ私、帯状疱疹だ。
自分の専門なのに。
すぐにそのあと、抗ウィルス薬を飲み、きちんとビタミンB12もとりましたが。
患者さんには、これは入院もするような病気だから絶対安静が一番。仕事も休みじっとしてるのがお勧めというのですが。
開業したばかりで、やはり同じような不眠不休を続けてしまいました。
数か月以上、右足の腿から下、裏側の全体がビリビリしてしまいかなりつらかったです。
痛みは少しづ強くなっても、また冬になると痛みが再発暖かくなったり気温差が少ないと落ち着くというは何年も繰り返しました。
今でも季節の変わり目とか寒いと痛くなります。
そうもう20年以上痛んだりするんです。
わかっていてしちゃいけないことをして休息をとらなかったからです。
帯状疱疹は一生に一度だけ、疲れ果ててる器に体を休めなさいという合図のように出てきます。
その合図を無視するとこうなってしまうんです。
私も、若いし、水ぼうそうの抗体もまだ高齢者と違ってあるだろうから大丈夫と過信してしまったところもありました。
若くてももし皆さん帯状疱疹になったら休息とってくださいね。
そして、高齢の方は、ほとんど、水ぼうそうにかかった時にできた抗体が無くなってます。
さらに体力もなくなってるし、免疫も落ちてるのでかなり痛みなど神経症状が強く出てしまうのです。
なので、もう一度、ワクチンを打って抗体を体の中に作ってあげると、たとえ帯状疱疹になってもとっても軽く済むということなのです。
高齢でなくても心配な方(私のように31歳でかかる人もいるので。)はワクチン接種お勧めします。
帯状疱疹のワクチン(シングリックス)も、水痘のワクチンも、どちらも取り寄せなので予約になります。
帯状疱疹のワクチンは1回20000円(税抜き)で、2か月空けて2回します。
帯状疱疹のワクチン(シングリックス) 22,000円(税込)x2回
水痘ワクチン 7700円(税込)x1回