「肝斑は単なるメラニンの問題ではなく、血管や炎症も深く関わっている」と考えられています。

肝斑のある部では、目に見えない程度の微かな炎症が長くあることがあり、それが毛細血管の拡張をおこします。

血管が拡張すると、その周辺に炎症性サイトカインが増えやすくなります。

そうすると、炎症性サイトカインが、メラノサイトを刺激してメラニンを作らせるのです。

なので肝斑の患者さんは、このように茶色の肝斑と合わさって、血管が開いて赤みが出てることが多いのです。

茶色の肝斑は、濃い部分も薄い部分もマイルドなパワーのトーニングレーザー、または、グリーンジェネシスを均一に照射していきます。

グリーンジェネシスは、薄い老化のシミも合わさっている場合は、老化のシミも薄くなるのでおすすめしています。

また、赤みにも吸収されて、赤みも軽減していくので、赤みが強い場合もおすすめしています。

濃い部分は重ねての照射を多めにしていきます。

この方は、赤みも老化のシミの丸いのも出ていますので、ジェネシスの方で。

また、肌のハリもほしいとのことで、Wジェネシスとトーニングを併用して照射をしていくことに。

そして赤みによくきくのが、トラネキサム酸とビタミンC内服の併用。

トランサミンには、炎症を抑える・メラニンの生成を抑える作用があり、肝斑や肌の赤み、色素沈着に効果があります。

赤ら顔(毛細血管拡張や炎症後の赤み)にも穏やかな改善効果があるので、レーザー治療と併せると相乗効果が大きいです。

そして、ビタミンCは、メラニン抑制+抗酸化作用+肌の修復サポートのトリプル効果があります。

トランサミンと組み合わせることで、色素沈着・赤み改善・美白がさらに高まります。

Wジェネシス5回、トーニング5回後

赤みもかなり軽減してるし、肝斑もかなり目立たなくなっていますよね。

これならお化粧で完全に隠れますよね。