レチノイン酸ナノエッグ ジェル(トレチノインナノエッグ)

2023年6月5日

肌老化の80%が紫外線による光老化です。

紫外線からお肌を守り、紫外線に強い肌になることが、老化しない肌を作るためには重要です。\

最も効果的といわれてるのが、レチノイン酸(トレチノイン)。

レチノイン酸(トレチノイン)は、ビタミンA誘導体で、一言でいうと「皮膚のターンオーバーを早める薬」です。

皮膚のターンオーバーとは、角質が作られ外に排泄されるまでの皮膚の周期のこと。若い方でしたら通常4週間ですが、年齢とともに遅くなり30~40代だと約6週間ほどになります。

通常のビタミンA(レチノール)でもターンオーバーを早める作用はありますが、トレチノインの生理活性はビタミンAの約50倍~100倍。市販薬よりも強力な治療薬になります。

実際に効果があるものは、

① シミの改善

レチノイン酸(トレチノイン)は肌のターンオーバーを早める塗り薬なので、古い角質がはがれやすくなります。すると、肌の奥ですでに作られたメラニン色素を外に押し出しやすくなるのです

シミの改善は比較的早く表れます

② シワの改善

肌のコラーゲンの増生が促進します。

ただし、シワの改善にかかる期間には個人差はありますが、少なくとも3か月は継続してレチノイン酸(トレチノイン)を使用する必要がありますその間に副反応が強くでた場合には、一度相談していただけますと幸いです。

③ ニキビやニキビ跡の改善

トレチノインはもともとニキビやニキビ跡の治療薬としてアメリカで多く使用されていたお薬です。

ニキビに関連する炎症を抑える働き

ターンオーバーを促進し、古い角質を除去する働き

皮脂腺の機能を低下させ、皮脂の分泌を抑える働き

があります。

効果は素晴らしいのですが、難点があってレチノイン酸(トレチノイン)は紫外線で過敏になりやすいんです。あせる

夏の間は、紫外線の影響で、レチノイン酸や、レチノールを使うと肌がぽろぽろしたり赤くなっていた方は塗りにくくてお休みしてるという方も少なくありません。汗汗

しかし、さらに技術は進歩しています。

副反応を抑えるためレチノイン酸をナノカプセル化した「レチノイン酸ナノエッグ」が開発されました。

レチノイン酸ナノエッグは、レチノイン酸をナノスケール(直径15~20ナノメートル)の無機質コーティングカプセルにすることで、安定性や透過性が向上し、従来のレチノイン酸に比べ、炎症反応が軽減され、少量でもより効果的にターゲットとする表皮細胞へ到達されます。

「レチノイン酸ナノエッグ」は、当院のレチノイン酸ジェルの作成方法をベースとしたオリジナル処方です。
レチノイン酸は、オイルや軟膏にはとても混ざりやすく、その次にクリームに混ぜやすく、ジェル基剤で作るのには技術が必要です。ジェル基剤のレチノイン酸は、同じ濃度のクリーム基剤よりも5倍肌の中へ浸透し、オイルや軟膏基剤のものに比べると10倍以上浸透しますので、同じように塗っていても、かなり高い効果を出すことができます。
そして、東大形成外科グループが、試行錯誤を経て、ジェル基剤で作ることに成功しました。

六本木スキンクリニックでは、2001年に東大形成外科チームのレチノイン酸ジェルの作成法を伝授していただき作成しています。

より効果が出やすく、老化の予防に最適なレチノイン酸ナノエッグ ジェル(トレチノインナノエッグ)

ぜひ使ってみてください。

レチノイン酸ナノエッグ ジェル(トレチノインナノエッグ)は、濃度0.1%で 5g 5000円になります。(税抜き)

通常のレチノイン酸(トレチノイン)よりも、ナノ化させると薄いクリームレモンのような色になります。