この患者さんは頬のシミと、目の下のクマ・と目の下のぶつぶつと、ほくろが気になるとのことで来院されました。
目の下の部分が全体的に茶色グマが出てるのは、アレルギー体質の方で目をよくこすっていたりする方が多いです。
刺激によって少しづつ色素沈着を起こしてしまった状態です。
(多くの人がなる色グマは、眼球の入っている骨の形に添って出てくるのでもう少し下だけなんです)
この場合は、レチノイン酸(トレチノイン)の外用が一番効果的ですが、レチノイン酸の刺激は時々かゆみなども誘発してしまうのでさらにひっかいて、色素沈着を悪化させることもあります。
ですからぬり始めてからは患者さんの経過を診せていただきながら使うのを続けたり、断念することもあります。
目の下のぶつぶつは汗管腫と言って、6月ごろの汗をかく時期に目立ってきて冬場は目立たなくなることが多い腫瘍です。
悪いものではないのですが一番目立つ部位なので気にする方が多いです。
これは炭酸ガスレーザーでとっていきます。
また瞼や所々に散在する皮膚の色のぶつぶつした平べったいでっぱりは老化のイボです。こちらも汗管腫と同様に炭酸ガスレーザーで除去できます。ホクロも炭酸ガスレーザー除去です。
汗管腫も、ところどころ老化のイボや、ミリウムという腫瘍がミックスしてる方もちらほらいますね。
汗管腫の下にある、丸いシミは老化のシミですね。その横にぼわっと続くのが肝斑です。
丸いシミはYAGレーザーでとれますが、肝斑ですとレーザートーニングになります。
目元が特に気になるとのことでしたが、色グマはレチノイン酸の外用であまり、ひりつきもなく順調に色が薄くなり、汗管腫と、気になっている老化のイボ、また、同じ施術でできるのでということで、ほくろも炭酸ガスレーザーで除去しました。
気になる部分が改善してくるとほかの部分も気になり、治療を開始。
老化のシミはYAGレーザーの照射2回でうすくなりました。ただ色戻りの予防でハイドロキノンを外用してもらっています。
肝斑はレーザートーニングで少し薄くなってきていますが、もう少し照射したほうがおすすめです。
このように少しづつ、気になるところを治してトータルでとてもきれいな感じにさせていくナチュラルな混合美肌治療が私は好きです。
クマの治療をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
https://roppongi-skin.com/method/kuma/
老化のシミの治療をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
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