ヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸注射)

水分保持効果により肌全体がみずみずしく、弾力も蘇ります。

ヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸注射)

  • 少量ずつからできるので、誰にも気づかれずに少しずつ変わっていけます。
  • 皮膚の薄い部もボコボコになったりしません。
  • 希望通りの形に鼻やあごも形を作ることができます。

ヒアルロン酸注入(注射)はどのような症状に効果があるのでしょう

ヒアルロン酸注入によって、唇・目の下や頬をふっくらさせたり、 法令線(ほうれい線)など口もとのシワの軽減、また平坦でコンプレックスになっていたところ(鼻やあご)を 盛り上げる効果が得られます。
ヒアルロン酸注射はシワやたるみが現われている皮膚の直下に施しますが、オペとは違い、メスを使用ぜずに専用の注射器により行います。
治療直後に効果の実感が得られるのもヒアルロン酸注入の魅力。水分保持効果により肌全体がみずみずしくなるほか、弾力も蘇ります。半年から1年かけて徐々に体内で吸収されていくため 定期的に注入するのが効果的ですが、途中でやめたとしてもダメージは全くありません。

ヒアルロン酸注射を行う部位と効果

ヒアルロン酸注射を行う顔の部位は、額、眉間、目元、鼻、口元、唇(くちびる)、あご、こめかみ、頬などです。
下記のような効果を出すことができます。

部位 効果
横シワ・ゴツゴツとした骨格の額(男性型額)の場合、丸味のある女性型額へ
眉間 縦シワ(固定ジワでボトックスをしてもシワがまだ残る方には併用をおすすめします)
目元 目の上のくぼみ・目の下の涙袋(どのようなサイズでもお好みの大きさにつくれます)・目の下のたるみやクマ(くま)
鼻筋を通す・鼻を高くする・段鼻の改善
口元 口角・口元のシワ・法令線(ほうれい線)・鼻の下のくぼみ
唇(くちびる) 厚みをもたせふっくらさせる。唇(くちびる)の縦シワ・老化によりしぼんだ唇を元のハリのある唇に戻す。
あご あご先を尖らせる・前に出す・二重あごの改善・たるみの改善
こめかみ 年とともにこけたこめかみを丸くし、ふっくらさせます。
年とともにこけた頬をふっくらさせます。頬の一番突出した部分が10代のころに比べて重力の影響で下がってきているので、 突出のポイントを高くすることで若々しい印象に変えます。
ゴルゴライン 頬の中央に出てくる溝です。この部位が凹んでくると疲れて見えたり、歳をとって見えやすいです
リフトアップ ドクタースイフトからのテクニックシェアによる新しいリフトアップ法です。

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸の役割

ヒアルロン酸は、水分を抱え込んでくれる非常に優れた成分です。もともと肌の真皮に存在し肌のハリを保っています。それ以外にも、関節、脊髄、心臓、動脈、脳、眼球、子宮などにも存在しているものですので、ヒアルロン酸を注入することで将来何かトラブルがおこるという事もありませんしアレルギーもおこしません。長期間繰り返し注入が必要な変形性膝関節症の治療剤としても使用され、安全性の高いことが確認されています。
体内のヒアルロン酸は年齢とともに減少しますが、これがシワを悪化させる原因の一つになります。

注入されたヒアルロン酸の持続期間

ヒアルロン酸の平均的な持続期間は?

部位によって個人差があり、半年〜1年前後持続します。施術後から少しずつ吸収されていくので、1年以内に少しずつ足していく方法をとることが多いです。次回の施術では吸収された分を足すことになりますので、 前回の施術よりも注入量も費用も少なくて済みます。

注入部位により持続期間に違いが出るか?

部位による差に合わせて個人差も大きいです。ただ注入部位が目の周りである場合は比較的少ない注入量になるので、ほんの少し吸収されただけで、かなりの量が減少したように 感じることがあります。

持続期間を長くするために、注入方法に工夫をしています

粒子の小さいヒアルロン酸ほど、より吸収されやすい特性があります。したがって、ベース(皮膚の深い所)にレディエッセを注入し、その上層(皮膚の表面に近い方)に粒子の小さい ヒアルロン酸を注入することにより、吸収されにくくする工夫をしています。(眼瞼にはこの方法は採用できません)
上記のように、皮膚表面に 近いところだけに注入するのではなく、ベースから十分量を注入することで吸収されにくくもなり、自然な仕上がりにもなります。

ジュビダーム

ジュビダームとは

ヒアルロン酸を注入した時に、目元などの皮膚が薄い場所だと白っぽく見えることや、ちょっとした凸凹感がごく稀に気になることがありましたが、 これらを解決するために開発されたのが「ジュビダーム」です。
安全なボトックスを製造している事でも有名なアラガン社の製品で、ヒアルロン酸製品のなかでFDAが初めて1年間の効果持続を認証しています。

ジュビダームの特徴

粒子がないジェル状で、粘性が高く流動性に優れています。
ツブツブ感がなく均一でなめらかなので、仕上がりがとても自然です。

ジュビダームは安全性にも優れており非動物由来なので皮内テストが不要ですし、BSEなどの感染症の心配もなく、アレルギー反応を起こす可能性は非常に低いものになります。

六本木スキンクリニックでは、ウルトラ2というやわらかいタイプのものをご用意しております。目の下などの皮膚がうすい部分に使用するのに適しており、白く浮き出た感じになりにくく、なめらかなハリと 弾力を保つのに役立つと言われています。また、リドカインという麻酔があらかじめ含まれていますので、注入時の痛みがかなり軽減されます。

リデンシティーⅡ(RedensityⅡ)

リデンシティーⅡは、注入後の腫れや、むくみのリスクを最小限に抑え、デリケートな皮膚専用に特化して開発されたヒアルロン酸です。絶妙なバランスで調合されている柔軟性の高い高濃度ゲルになります。目元は皮膚が薄く、硬いヒアルロン酸を入れると凸凹になりやすい部分です。しかし柔らかいヒアルロン酸は吸収も早く形が崩れやすいため、もたないのが難点でした。リデンシティⅡは、やわらかくても形をキープできるヒアルロン酸です。凹みクマの気になる目元や小じわの目立つ唇に注入して、若々しい目元・自然にふっくらとした唇にします。
また、アミノ酸やミネラルなど美容液成分も多く配合され、潤いを再生・促進させるヒアルロン酸のためです。そのため注入個所は肌や粘膜の弾力がアップし、小じわが改善します。

成分 15mg/mlのヒアルロン酸
肌の水分を増加させます。
8種のアミノ酸 2種のミネラル(亜鉛・銅)ビタミンB6
肌の細胞を再生さえます。
3種の抗酸化剤(グルタチオン・NアセチルLシステイン・αリポ酸)
活性酸素を押さえます。
局所麻酔(リドカイン)
痛みが和らぎます

「ジュビダームビスタ® ウルトラ プラス」

ジュビダームビスタ®シリーズは、国内で初めて、しわ治療に用いられるヒアルロン酸注入材として、厚生労働省により製造販売承認を受けたヒアルロン酸です。アラガン社によるWEBセミナーの受講をして有効性、安全性の理解をした上で、独自の実技トレーニングを定期的に開催し注入技術を高めることを義務付け使用できる医師を限定しています。

アラガン社独自の「HYLACROSS™技術」により以下のような2つのメリットがあるとされています。

自然な仕上がり
粒子により表現されていないため、顆粒感がなく滑らかで自然な仕上がりが得られます。また、注入時の抵抗が少なくスムーズに押し出せるので形がつくりやすくイメージ通りの美しい仕上がりとなります。
治療効果が長続き
人は元々ヒアルロン酸を分解する酵素を持っています。この酵素はヒアルロン酸粒子の表面に作用します。ジュビダームビスタは3Dマトリックス構造を作っているため、ゲルの表面積が小さいのです。ですから、ヒアルロニダーゼの働く面積が小さくなり分解されにくくなるため、効果が長持ちします。

クレヴィエル コントア

クレヴィエルコントアは、ヒアルロン酸濃度が50mg/mlの高濃度・高密度ヒアルロン酸です。形が崩れにくく他のヒアルロン酸に比べ、長持ちします。ヒアルロン酸は比較的柔らかい素材であるため、仮に鼻にヒアルロン酸を多く注入しすぎると、高くはなっても同時に太くなってしまいとても見た目に美しいとは言えない鼻になりがちでした。クレヴィエルコントアは、鼻を高くしたり、顎をツンとさせたり、お顔の印象をシャープにされたい方に適したヒアルロン酸です。特に鼻先にも注入できるので鼻をツンとさせたい方にはお勧めです。
また、注入後、吸水しにくいので、腫れにくく、従来のヒアルロン酸のように注入後に鼻筋の場合はだんだん太くなってくることがありません。
個人差はありますが、12~15カ月くらいの持続期間が期待できます。
六本木スキンクリニックでは、ほかにも、レディエッセというヒアルロン酸ではなくハイドロキシアパタイトという素材の硬いフィラーで、鼻を高くしたり、顎をツンとさせたりという施術をしています。レディエッセのほうが、さらに骨っぽい硬さが出やすくなりますが、レディエッセは鼻先には注入できません。レディエッセをもっと詳しく→
ただ、クレヴィエルの場合はヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かす薬があるので、いやになっても溶かせるという利点があります。
また鼻の形やあごの状態により、どちらが、患者さん自身に適しているか、診察して決めさせていただいてることが多いです。

こんな方にオススメです

  • 顔にメスを入れず、手軽に鼻や顎を美しくシャープにしたい方
  • 短時間治療をご希望される方
  • 手軽に顔の印象を変えたい方
  • 鼻の先端まで高くしたい方
  • 鼻や顎に他のヒアルロン酸を注入したけど、思うように高さがでなかった方
  • 鼻に他のヒアルロン酸を注入したけど、横に広がり満足されていない方
  • ダウンタイムが少ない治療をお考えの方
  • プチ整形で若返り治療をお考えの方

ヒアルロン酸注入(注射)による治療例

ヒアルロン酸注入(注射) … 法令線(ほうれい線)とたるみの改善例

ヒアルロン酸を法令線(ほうれい線)に両側で2本、マリオネットラインに両側で2本注入しました。治療直後に効果の実感が得られます。内出血や急激な変化が心配な方は、ヒアルロン酸を少量ずつ注入することも可能です。ホウレイ線は少量で様子を見たのでさらに目立たなくさせたい場合は、1~2本追加するといいでしょう。その後まだ気になるようであれば、やわらかいタイプのジュビダームを1本隙間を埋めるように注入し、なじませていくとより自然な仕上がりになります。
また予防的なメンテナンスや、注入したヒアルロン酸の効果を長持ちさせるためにウルセラ(ウルセラリフト・ウルセラシステム)の照射を年に1回ほど行うだけでかなり効果がかわります。
半年から1年かけて徐々に体内に吸収されていくため、定期的に注入するのが効果的です。

ヒアルロン酸注入(注射) … 唇(くちびる)の改善例

好みの形を医師と相談して注入します。
■口角アップリップ…オリジナルで考案した部位にその人の唇(くちびる)の形に合わせて注入することで口角が上がり、いつも微笑みを浮かべているような口元になります。
■セクシーリップ…粘膜側が唇(くちびる)に見えるように注入することで、つやっぽいヌーディな唇(くちびる)に仕上げます
■富士山リップの修正…富士山の裾野のような両サイドがすぼまったような上唇だと不機嫌に見えます。ふっくらさせることで優しい口元に変わります。

六本木スキンクリニックのヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸注射)

施術について

ヒアルロン酸注射時の痛みや術後の経過

痛みの強さは注入する部位によって異なります。
もちろん個人差がありますが、一般に目元・鼻筋・あごの処置は痛みを訴える方が少なく、口元・眉間・額は痛みを訴える方もいらっしゃるようです。いずれの処置についても、麻酔クリームを してからになるので針の痛みは緩和されます。
ヒアルロン酸を注射する時は、注入による圧迫痛を感じます。術後は翌日から3日間少し腫れた感じになり、触ると鈍痛やボコッとした感じが部位により一週間ほど残りますが、 日々和らいでいきます。また、内出血をしてしまった場合は約1週間、青あざができてしまった場合は引くまでに約2週間ほどかかります。

ヒアルロン酸注入

経過日 状態・説明
施術時間 5~10分
ハレ・内出血・痛み 注入後に内出血(青み)、むくみ、軽い疼痛がでる場合があります
次第に軽快しますが、数日程度続くこともあります

  • 個人差があります
麻酔 ご希望の場合は表面麻酔を使用します(有料)
メイク 当日より可能です
激しいスポーツ・サウナ 翌日から
お顔への強いマッサージ 1週間後

ヒアルロン酸注入(目の下) 治療経過

経過日 状態・説明
施術後 麻酔クリームをしたので、針の痛みは無いが、ヒアルロン酸を注入する際の圧迫されるような痛みは感じた。我慢できるくらいではあった。
若干の腫れと内出血がある。よく冷やす。
帰宅後 自宅でも保冷剤で冷やした。
貼れと内出血はまだ残っている。
1日目 内出血の部分が青タンのようになってきた。
コンシーラを使ってカバーした。
2日目 触ると何となく違和感がまだある。
3日目 青タンのところが黄色っぽくなってきた。
腫れはほぼ引いている。
7日目 青タンはほとんど消えてきた。
注入部位の違和感もなく、かなりなじんできた。
2週間後 少し物足りないかも?という気がしてきた。
1ヵ月後 再注入
2ヵ月後 全体的になじんでフラットになり満足。
最初の写真と見比べるととても症状が改善されているのがわかった。
6ヵ月後 少し減ってきた感じがするので、診察で相談して、再注入をして微調整する。
そこまで多くは減ってなかったので、注入量も少しで済んだ。

ヒアルロン酸分解除去(やり直したい・ヒアルロン酸を取りたい時)

詳しくは「ヒアルロン酸分解除去」ページをご覧ください。

ヒアルロン酸分解除去の詳細を見る

注意事項・その他

ヒアルロン酸注射後の注意点

注射直後より効果が実感できます。
ヒアルロン酸注射は安全かつ短時間で終了しますので、気軽に受けていただけます。施術後は過度にこすらないようにしてすぐにメイクしてお帰りいただくことも可能です。医師が直後マッサージをしてなじませることがありますが、特に医師の指示がない限り定着するまで(約1週間程度)過度なマッサージは控えてください。 鼻筋の処置後は、当日のみ眼鏡はかけないようにご注意ください。