イボクリアプラス(汗管腫やミリウムの治療)

IvoClear(イボクリア)液を使った「汗管腫やミリウムの治療」

イボクリアプラス(薬剤を使った汗管腫やミリウムの治療)

イボクリアプラスとは

イボクリア液(IVO Clear液)は塩素を含む酢酸由来の化合物をベースにした薬液で、塗布すると組織を一時的に壊死→再生へ導きます。イボクリア液を使用してイボを除去していく治療「イボクリアセラピー」を当院がオリジナルで行っています。
このイボクリア液を強めに改良したものがイボクリアプラスになります。主に汗管腫やミリウム(稗粒腫)の治療になります。

汗管腫とは

汗管腫は真皮浅層にある汗腺の腫瘍性変性です。
好発部位は目の周り(特に目の下)で、イボ状にブツブツと盛り上がっています。
肌色や黄白色の色をしていて、良性なので健康への影響はありませんが、見た目を気にされる方も多いです。
自然に治ることは難しく、大きくなったり数が増えたりすることもあります。

一般的な汗管腫の治療と「イボクリアプラス」の違い

◆CO2(炭酸ガス)レーザー
◆電気焼却(電気メス)
◆高周波(RF)機器
◆アグネス(RF+針)
このような治療がありますが、汗管腫は深い部分にまであるためすべてを取り除くことは難しいです。そして、いかなる治療方法でも、ある程度の治療で汗管腫を破壊しても30%はすぐに出てきてしまいます。
例えば、CO2レーザーなどは一度で取りきろうと照射すると深い穴の状態になってしまい照射後の凹みの方が気になってしまいます。強い赤みも出やすく引くまでに、長い場合は3か月以上かかることもあります。
また、局所麻酔の際に目の周りは内出血が出やすい部分でもあります。

その点、イボクリアプラスは局所麻酔が必要ないので内出血リスクがありません。
小さいものは一度で取れるものもありますが、大きいものは数回かけて少しずつ小さくします。その分炎症が少ないのでダウンタイムも少なく済みます。

ミリウム(稗粒腫)とは

角質や皮脂が毛穴に閉じ込められてできた白い小さな塊。好発部位は目の周りや額です。
ポツポツの表面がツルっとしていて白く光って見えることが多いです。
一見すると白ニキビに似ていますが、毛穴が角栓で詰まってできるニキビやコメドと違い、
表面の皮膚がしっかり覆っているため簡単には取れませんし、自然にはなくなりません。

一般的なミリウムの治療と「イボクリアプラス」の違い

◆CO2(炭酸ガス)レーザー
◆滅菌針(ランセット)で小さく穴をあけて圧出して押しだす。
このような治療があります。ミリウムはほとんどが1度で取れますが、炭酸ガスレーザーは熱さを感じるため局所麻酔をします。また、レーザーも滅菌針でも炎症が出てしばらく赤みが出ることが多いです。

「イボクリアプラス」は、表皮の浅い部分にある、角質が袋状に溜まった状態(角質嚢腫)の表皮にある角質嚢(ミリウム)を溶解・脱落させることができます。
皮膚のタンパク質を凝固させ、ミリウムを覆っている表皮が破壊され、角質嚢のフタが取れます。
さらに、イボクリアプラスが角質の袋自体を壊していきます。角質嚢の内側にも浸透し内部の変性角質が壊れて徐々に脱落・排出されます。
ミリウムの袋が壊れると、皮膚の再生がイボクリアプラスの効果で促され、新しい皮膚の再生とともに自然に押し出されます。
局所麻酔も麻酔クリームも必要ありません。

「イボクリアプラス」のメリット

●局所麻酔が必要ないので内出血リスクがありません
●従来の治療に比べてダウンタイムが少ない(※カサブタはできます)
●レーザーなどに比べると料金が安い
※状態によりレーザー治療をお勧めすることがございます。

ダウンタイムや注意点

  • 施術直後は薬液をつけたところが白く反応します。翌日以降から、茶色いカサブタになります。
  • 1週間ほどでカサブタが取れます。取れた後は少し赤みでることがありますが、時間が経てば引いていきます。
  • テープ保護などは必要ないですが、日焼けや摩擦に十分注意してください。
  • 洗顔、シャワーは当日から可能です。
  • メイクは翌日から可能です。擦らないように注意してください。
  • 取りきれなかった場合は、1~2週間後以降から施術が可能です。

イボクリアプラス(ICT=Ivo Clear Therapy)の料金

3mm(9㎟)までの大きさ 10個まで13,200円(税込)
11個目から 1個440円(税込)
3㎜(9㎟)を超える大きさのもの 3㎜(9㎟)が何個分かで計算
外用薬 炎症止め軟膏330円、ハイドロキノン2,200円~、レチノイン酸ジェル5,500円~(各税込)